6人に1人?耳管開放症、巨大耳垢の恐怖、若い人も注意!ためしてガッテン9/12

9月12日、NHKためしてガッテンでは年齢を問わず急増する謎の耳づまり病が紹介されました。
予備軍を含めて推定患者数600万人(20人に1人くらい)。
しかも病院に行ったとしても、この病気はごく最近まで非常に珍しい病気だと考えられていて、耳鼻科医の中でも認識が十分ではないそう。

東北大学 医学部 耳鼻咽喉・頭頸部外科 小林俊光教授の解説で。

耳管開放症(謎の耳づまり病)
症状
・最初は飛行機に乗った時みたいに気圧がおかしいくらいの感覚
・耳の中に水が溜まったような状態
・話すのがつらい
・自分のしゃべった声が耳の内側から頭全体に響き渡る
・急にドーンとくるので、その瞬間自分のしゃべっている内容が頭の中で認識できずパニック
・自分の呼吸音が聞こえる

症状がいつも出ているとは限らず、耳管が閉じている時は診断が難しいそうです。
午前中は大丈夫だけれど、ずっと立っていると午後になって悪くなってくるとか。

鼓膜の仕組み・耳づまりの原因 (スカイツリーのエレベーターで検証)
上に行くと外の気圧が下がるので、中耳の気圧が上がり、鼓膜は外側へつっぱた状態。
(山や飛行機でスナック菓子の袋が膨らむのと同じ原理)
下がる時、中耳の気圧が下がり、鼓膜が内側へつっぱります。

どちらも、鼓膜が内側から外側へはった状態なので、鼓膜が振動しづらく聞こえが悪くなり耳づまり感が生じます。

中耳は鼻の奥で耳管という管で鼻とつながっています。
つばを飲み込むと、耳管が一時的に開き、中と外の気圧が同じになります。

下りのほうが耳キーンが強い理由は、中耳のほうが圧力が低いと時間が吸い付いて開きにくくなります。
つばを飲んでもなかなか耳管が開かず耳づまり関が長く続きます。

耳管が開いていると?
耳管が開いているために、息を吐くときにはポコ、息を吸うときには鼓膜がペコッと、呼吸が耳管を通して鼓膜に伝わり、耳づまり感を生みます。
街をゆく人の耳を調べると、たくさんの人の鼓膜がポコッペコッと動いていました。
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自分の声が耳に響く理由は?
自分の声が鼻から通って耳管を通して鼓膜に伝わり、また、口から出た声も外から鼓膜に伝わります。

耳管の開く原因
・体重減少
 耳管の周りには脂肪組織があって、脂肪が減ると時間が開きやすくなります。
 急激なダイエットは要注意。

・ホルモンバランス
 妊娠中は6人に1人が軽い耳管開放症に。
 出産後はほとんどの意図が治ります。

・脱水症状・血行不良等
 汗をたくさんかくと体内の水分が抜けるので、耳管の周辺の血流が下がりゆるみやすくなります。
 
原因はさまざま、ちょっとしたきっかけで誰もが発症する可能性が。

鼻すすりロック
鼻すすりで一時的に開いた耳管が閉じます。
これは鼻すすりロックと言われる現象です。

小林先生のところで手術して巨大耳垢を除去した若い女性も、小さいころからなにげなく鼻ススリをして耳の違和感を解消していたとのこと。

なぜ鼻すすりロックをやってはいけないか
巨大耳あかができる仕組み
耳垢は古くなってはがれおちた皮膚に分泌液が混じったもの。耳の穴の奥のほうでは皮膚が外側へと動いているので、普通は奥のほうへに耳垢が溜まることがありません。

鼻をすするたび鼓膜が内側へ引っ張られます。何年も繰り返しているうちに鼓膜にへっこむ癖がつき、それが窪みになりポケットができることがあります。
そのポケットに耳垢が溜まり始めます。一旦溜まると止められず、どんどん大きくなっていきます。大きくなればなれほど周りに炎症を起こして食いこんで行きます。
この段階ではほとんど痛みは感じません。
炎症が内耳に広がると、徐々に聞こえづらくなり、ある日突然まったく聞こえなくなることがあります。
脳と耳との間には骨がありますが、その骨も溶かしてしまうことがあり、脳に到達し命に危険が及ぶことも。
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鼻をつまんで 息を吸うのもやってはいけません。
子どもが鼻をつまむ仕草に注意しましょうとのこと。

※健康な人が鼻すすりをしても巨大耳垢はできません。

応急対策
・深くお辞儀をするように頭を下げる
 頭に血が戻り耳管の周囲に血が行って閉じやすくなります。
・しばらく横になる( 〃 )
・ネクタイ・スカーフを少しきつめし占める
 静脈を圧迫することになるので、頭のほうに血が残るので耳管が閉まります
・首の後ろにカイロ
・お風呂に入る
・肩を動かす
・エステに行く
・水を飲んで休む
・ビールを飲む
・耳の下を抑える

症状改善のポイント
・血行改善・水分補給・リラックス

症状が重い人は耳鼻科を受診
症状がない時に行っても診断がつきにくいので、自己チェックしてから行ってくださいとのこと。
自己チェック法
・頭を下げたり横になると症状改善鵜⇒耳管開放症の可能性が高い

耳鼻科での処置
鼻から生理的食塩水を垂らすと耳管の中に入っていき、瞬間的に症状がとれるので、対症療法としては大変よい。
この対症療法で様子を見ると、自然治癒することもあります。
重症患者には手術なども。

症状が軽い人は知識を持つだけでOKです。
※他の病気で耳づまりを感じることもあります。

耳管開放症の患者さんからは周囲の理解をとの声が。 
小林先生から、「理解が進むと患者さんの苦痛も和らぐことと思います。」
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