腸から脳をコントロール「脳はバカ、腸はかしこい」藤田絋一郎先生・おは朝12/5

「年末年始になって暴飲暴食をしているのは、脳が自分の快楽系を満足させるためにやっているしわざ。そうすると腸が困ってお腹が膨れたり、ガスを出したり、下痢をしたりして食べ過ぎを何とか抑えようと警告を出している。」と、藤田絋一郎医学博士はおっしゃった。

「脳は優れたセンサーを持っていて絶えず脳に指令を出しています。ですから腸を大事にすればそのセンサーが正しく脳に届いて暴飲暴食も止められると思います。」 (藤田先生)

藤田先生の最新刊「脳はバカ 腸はかしこい」、なんて面白い題名!
藤田 紘一郎先生の著書を基に、12月5日のおはよう朝日で年末年始の暴飲暴食防止法が紹介されました。
藤田先生は、東京医科歯科大学名誉教授、人間総合大学の教授でもあり高名な腸のスペシャリストでいらっしゃいます。


脳はバカ、腸はかしこい

■腸チェックテスト
1.よく便秘や下痢になる
2.すぐ風邪を引く
3.最近疲れやすい
4.椅子があるとすぐ座ってしまう
5.よくイライラする

1つでも当てはまった人はすでに腸が弱っているかもしれないんですって!

■腸の働き
「生物の歴史を見ていると、動物が生まれてからほとんど腸だけの動物が多かったんですね。脳ができたのはごくわずかな時間ですね。生物の歴史から言うと100分の1程度。だから我々生き物は腸だけで生きていたと言っても過言ではない。」(藤田先生)

腸の主な働き
・食べたものの消化・吸収
・代謝
・老廃物や毒素の排出
・解毒
・ビタミンB2B6などの合成
・腸から吸収されたタンパク質で血液を作る
・人の体の全免疫システムの約7割を担っている
・神経伝達物質のドーパミン(快感・快楽)セロトニン(平常心)の生成にも深くかかわっている

「ドーパミン、セロトニンがどこで作られているかを調べたら、ほとんどが腸だったんです。それ(腸の中でドーパミン・セロトニンを作っているもの)が何かを調べてみると、実は腸だけだった時代の腸内細菌の伝達物質だったんです。」(藤田先生)

というわけで、腸は歴史的に古くから生物に存在し体に大事な機能を果たしているということ。
脳は生物学的にも歴史が浅く客観的ではないとのこと。

「だからちょっとした操作をすると間違って簡単に脳は騙されるんですね。脳が客観的でないことがいっぱいあります。目で見たもので間違ってても先入観があると脳は自分の思い通りにやってしまうということです。」(藤田先生)

私たちは疲れた時、無性に甘いものを食べたくなったりします。
そして、甘いものを食べて幸せを感じます。

「脳は未完成なのでちょっとしたストレスがあると、暴走して食べ過ぎてしまいます。脳の暴走を抑えるには腸内細菌を増やすこと。しかも善玉菌が多くて、悪玉菌が少ないバランスの良い腸内細菌の状態…腸内フローラと言います。このようにバランスよく腸内細菌がいると、脳をうまくコントロールすることができます。」(藤田先生)

■腸内細菌を鍛える方法
①発酵食品で腸内細菌を増やす
 ヨーグルト、キムチ、納豆、味噌等の発酵食品に含まれる菌には腸内細菌を増やす因子があります。
 一日に取る発酵食品の量を増やすことを心がける。
 毎食何らかの形で取り入れると摂取量も増えるのでオススメ。

②腸内細菌が喜ぶ食事
 腸内細菌を増やしても育てなければ意味がありません。
 添加物が入っている食品(ファストフード、お菓子、カップ麺等)ばかり食べていると、
 だんだん腸内細菌が弱ってきてしまいます。

 腸内細菌を食べるエサとなる食品
 色の濃い野菜や果物、穀物、豆類。
 発酵食品と合わせて積極的にとると良い。

③活性酸素を増やさない
 活性酸素は大量の飲酒、喫煙、ストレス、激しい運動などで発生します。
 活性酸素を浴びていると、腸内細菌が弱る原因と言われています。
 活性酸素を増やさない生活を心がけましょう。

腸を鍛えれば、脳の誘惑に負けてついうっかり暴飲暴食をしてしまう…ということも防げるはずだと。
年末年始に向けて、今から腸の準備をしましょうとのことでした。
 
藤田先生の著書の例
50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~
アレルギーの9割は腸で治る! (だいわ文庫)
腸内革命―腸は、第二の脳である
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