アルツハイマー病の最新予防法は食事で!インスリン分解酵素が鍵!軽度認知障害から戻る方法、IGF-1は軽い運動で・ためしてガッテン9/26
- Day:2012.09.27 00:07
- Cat:アンチエイジング
9月26日のNHKためしてガッテンのテーマは、アルツハイマー型の認知症。
今までアルツハイマーの予防という事はなかなか聞かれませんでした。
薬や治療でなく、誰にでもできる最新情報が紹介されました!
国立長寿医療研究センター もの忘れ外来 部長 桜井孝医師の解説を交えての放映でした。
現在65歳以上の10人に1人が軽い認知症場が出て、アルツハイマーへの道を歩き始めていると言います。
この道は一方通行だと今までは考えられていました。
■アルツハイマー型認知症とは
神経細胞が破壊され脳が萎縮してしまい発症します。
その結果記憶がどんどん抜け落ちて、家族の事さえも忘れてしまうことが…
アルツハイマー病の原因はアミロイドβ
東京都健康長寿医療センター研究所 石井賢二医師によると、
脳の中に原因物質、アミロイドβと言われる物質が溜まってしまう事だと言われています。
アミロイドβとは?
脳から出る老廃物で神経細胞を破壊する元凶。
アミロイドβを確認するには、以前は亡くなられた方の脳を確認するしか方法がありませんでしたが、近年は生きている人の脳の中を見ることができるおようになり、世界中でアルツハイマー病の診断や治療法の研究が飛躍的に進んでいます。
(アミロイドPETという装置によって見ることができます)
アミロイドβが溜まっていると黄色や赤で示されます。


20代の脳は全体が青くアミロイドβは溜まっていません。
60代のアルツハイマー病の映像はアミロイドβが脳全体に溜まっています。
早い人は40代から溜まり始め、10年から20年かけて蓄積していきます。
若いころから溜まり始めるアミロイドβ
分解してくれるのは?
アミロイドβがでると、溜まる前に分解してくれるのがインスリン分解酵素。
脳の中のアミロイドβの量
インスリン分解物質がある場合と無い場合の比較(マウスの実験 ハーバード大学のデータ)

脳にアミロイドβが出た時、インスリン分解酵素がアミロイドβを分解しますが、 このインスリン分解酵素が働かなる人がいます。
その原因とは?
最新のアルツハイマーの予防法とは食習慣!
インスリン分解酵素が鍵に!
・通常の食事
血管の中の分解された糖をインスリンが細胞の中に取り込みます。
・食べ過ぎの場合
分解された糖が大量になり高血糖の状態に。
大量の血糖を片づける為、大量のインスリンが分泌されます。
インスリンが多すぎる状態も体にとっては危険!
低血糖になって命の危険も!
インスリン分解酵素がアミロイドβを分解しなくなる理由は
多すぎるインスリン
多すぎるインスリンを片づけるのがインスリン分解酵素です。
多すぎるインスリンの分解に回ってしまい、アミロイドβまで手が回らなくなり、脳内にアミロイドβが溜まってしまうことに。
メタボとアルツハイマーはつながっている?
インスリンが増える理由
・内臓脂肪が多い
内臓脂肪はインスリンの効き目を悪くしてしまいます。
結果、インスリンが大量に必要になります。
・運動不足・筋肉減少
筋肉が血糖を消費しているので、筋肉が減ってしまうと血糖が使われずに残り、インスリンが増えてしまうことに。
・炭水化物の重ね食い
たまに食べすぎる程度は大丈夫、高血糖が長く続く食習慣が問題。
2型糖尿病にならない食生活が大切。
炭水化物だけでなく、脂肪などを肥満になるまで食べるのは控えましょうとのこと。
アルツハイマー病は生活習慣病?
アミロイドβが溜まり始める時期と中年太りの時期は重なっています。
早い人で40才くらいから発病します。
40~60代、ポッコリおなかで糖尿病予備軍だと言われている方は要注意です。
インスリンが出なくなるのはものすごく、2型糖尿病が進行してしまった時だそうです。
その前にはすごく出る時期があるそう。
(※インスリンの分泌には個人差があるとのこと)
「今からでも食生活を変えれば戻れるんですか?」との高橋ジョージさんの問いには、
「生活習慣病のコントロールをやれば大丈夫」との先生のお返事でした。
肥満や糖尿病になる食習慣を避けてアルツハイマー病予防を!
糖尿病の人はアルツハイマー病になる危険性が2倍!
アルツハイマー病のリスクとして糖尿病は見逃せないものです。 (桜井医師)
■軽度認知障害でも予防可能!正常に戻れるの?
健康⇒軽度認知症⇒認知症
認知症は或る日突然発症するのではなく、ゆっくりと進行していきます。
認知症とまではいかなくても激しいもの忘れがある段階を軽度認知障害と言います。
300万人から500万人がこの段階に。
軽度認知障害は5年で半数以上が認知症に進行してしまいます。
■大分県宇佐市安心院町での取り組み
人口の4割が65才以上の高齢化の街です。
取り組みによって、18人の軽度認知障害の方は3年後16人が正常範囲まで回復しました。
「びっくりしました。記憶力が明らかに悪かった人が良くなりました。正常になっちゃった。ここまでよくなるとは!」
福岡大学医学部(当時) 山田達夫教授
アルツハイマー予防としての取り組み内容
・料理
献立はみんなで話し合って決める。
材料のあるもの、」無いものを確認。
下ごしらえ・調理など作業の分担の自分たちで決める。
手順や献立の工夫が脳を活性化
・昼寝
30分以内の短い昼寝は、 アルツハイマー病予防に効果あり
長すぎると夜眠れなくなり逆効果。
・運動
有酸素運度は脳を活性化させ、アルツハイマー病予防に効果あり
しりとりなどをしながら行うとさらに脳が活性化します。
(スローステップをしながら取り組んでいました)
みんなで集まって、以上の取り組みをされている皆さんは、健康そのものの様子でした。
■IGF-1は軽い運動で増える!
ジョギング程度の軽い運動をすると、肝臓でIGF-1という脳の神経細胞を成長させる物質ができます。
アルツハイマーで主に障害を受ける部分は記憶などを司どる海馬ですが、この海馬が軽い運動などで活性化して、ここにIGF-1がピンポイントで働くことがわかりました。(筑波大学 征矢英昭教授)
最後に山瀬まみさんの、
「未来の自分は今の自分が守る」とおっしゃったのが印象的でした。
積み重ねって本当に大切ですね。
COMBIWELLNESS(コンビウェルネス) ステップウェル2 STP78
このスローステップ、私も今年買いました。
運動が足りないなと感じた時に、テレビを見ながらやっています。
一日30分程度、10分ずつに分けてもOK。
日焼けしないで済むのが嬉しい!
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