山田朱織さんの枕外来、玄関マットで枕を作る方法とネックササイズ アカルイ☆ミライ7/29
- Day:2012.07.29 21:33
- Cat:睡眠
医学博士の山田朱織先はマクラエバンジェリスト(正しい枕と睡眠姿勢の伝道者)として、2万人以上の枕を政策していらっしゃいます。山田朱織先生が院長を務める16号整形外科(神奈川県相模原市国道16号沿い)の枕外来は全国各地から患者さんが殺到、予約は2か月待ち!
■枕外来とは?
枕を体に合わせることで、睡眠時の首への負担を減らして体の悩みを取り除く外来。
枕が首に合っている⇒首の骨がまっすぐに伸びている。
枕が首に合っていない⇒首の骨が曲がり軟骨が神経に圧迫を加えたりすることも。
首への負担が肩こりや頭痛など様々な悩みを引き起こすもとに。
首は体につながる神経が集中しています。そのため、首への神経の圧迫で肩こりや頭痛が起きることも多いとのこと。
■枕外来の診察
・問診
・首の動きを確認…首の筋肉の緊張具合を調べる。
首が動く範囲が狭い人は首に負担がかかり、筋肉が硬くなっているということ。
他、様々な検査を経て、不調の原因が首にあると判明したら枕の制作に。
■玄関マットで枕を作るやり方
用意するもの
・玄関マット(横80~90cm×縦50cm)
・大判のタオルケット
・バスタオル
作り方
1.玄関マットを蛇腹に三つ折りにする(27~30cm×50cm)
2.まず縦半分に折ってから、玄関マットと同じように3つに蛇腹折りにする
3.畳んだタオルケットの1枚1枚めくることができる側を寝たときの首のほうへ持っていく
(めくって高さ調節しやすいように)
4.玄関マットの上に畳んだタオルケットをきっちりと重ねて置く。

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高さ調節のやり方
玄関マットをタオルケットを重ねた厚さは6cm前後(首の重さである2kgの圧力をかけて)。
まずこの状態で寝てみてそこから喉や首筋が苦しくない高さに調節していきます。
更に高くする場合は、バスタオルを同じ大きさに畳んで上に重ねます。
調節のポイント
・目線が上に行くように(低くなると目線が上に行きます)
・顎が上がったり、頭頂部(おでこ)が沈んだりしないように。

横向き確認
手を前にバッテンに組み(鎖骨あたりに手)、膝を立ててた姿勢で横向きに。

反対側にも転がってみる。
何度か繰り返す。
ポイント
鼻⇒あご⇒首⇒腰までの軸が一直線になっているかを確認 。

合わない枕で寝返りを打つ時、首や腰に大きな負担がかかります。
合う枕を使うことで、肩こりや腰痛、睡眠不良を防ぐことができます。
山根達郎さんが試されました。
山根さんは
・首が長い
・胸板が薄い
・肩幅がある
これではとても寝にくいんだそう。
山根さんは調節した枕で寝返りを打って、「パワー使ってない感がスゴイ!」と。
「人間は一晩に20~30回の寝返りを打つので楽々できるかよいしょよいしょとやっているかで違いが出てきます」 (山田先生)
山田朱織先生の著書
■ネックササイズ
日常生活での首への負担を減らす方法です。
首への負担を減らすようにすることで、身体全体の不調を解消するメソッドです。
首に負担のかかる行動の例
朝の目覚め
・寝起きに大きな伸びをする、腹筋を使って起きる。
筋肉が目覚めていない時に急激な力が加わるため、痛める原因に。
・正しい起き方
ゆっくりと左右に寝返りを打って、手をついて横向きから起き上がる。
左右に寝返りを繰り返すことで体の軸を整えます。
手で体を支えることで首への負担が減ります。
洗顔
・不安定な姿勢で前のめりの姿勢で洗顔
・正しい洗顔の姿勢
膝を洗面台につけて、片手は洗面台に付いて身体を支えて、もう片方の手で顔を洗う。
足の裏・膝・手の3点で支えると姿勢が安定。
首や腰は極力曲げないようにして負担を減らす。


他にも


ネックササイズを実践して、1か月以内に体の悩みが大変良くなった患者さんもいらっしゃるとのこと。
ネックササイズで現代病にサヨナラしましょうとのことでした。
山田朱織(やまだしゅおり)先生のプロフィール
1988年 東京女子医科大学卒業
2000年 昭和大学第1解剖にて嗅覚の脳高次機能研究を開始
2003年 株式会社山田朱織枕研究所代表取締役社長就任
2007年 16号整形外科院長
山田朱織枕研究所 http://www.makura.co.jp/
16号整形外科 http://www.r16-seikei.jp/
山田朱織先生の診察風景、魔法の枕動画
NHKためしてガッテン出演動画